メルカリを使って不用品を販売する人が増えている中、「お米を売ってもいいの？」「家庭で収穫したお米は販売可能？」という疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、メルカリでは原則として「米の販売は禁止」されています。
本記事では、なぜメルカリでお米の販売が禁止されているのか、その理由や例外、どうしても販売したい場合の方法についてわかりやすく解説します。
メルカリでお米は販売禁止！その理由とは？
メルカリの「禁止されている出品物一覧」には、無登録または無許可で販売される農産物が含まれています。お米もその対象であり、販売には厳格なルールがあります。
主な理由は以下の通りです：
- 食品衛生法・農産物検査法の規制
市販する米には品質・安全性の検査が必要です。家庭で作った米にはこれらの検査が行われていないため、販売は法律違反に該当する可能性があります。 - 生産者としての登録が必要
農業者以外が無許可で米を販売すると、「無登録での食品販売」にあたり、行政指導の対象になります。 - メルカリのガイドライン違反
メルカリでは、「安全性が確認されていない食品」の販売を禁止しています。たとえ自家製でも、検査証明がなければNGです。
例外：許可があれば販売できるケースも
全てのお米が絶対に売れないわけではありません。以下の条件を満たせば販売可能になるケースもあります。
- 食品衛生法に基づく適正な手続きを済ませている
- 検査を受けて「一等米」などの等級が明記されている
- 生産者情報（氏名・住所・連絡先など）が明記されている
- 業としての販売登録があり、法人・事業者としての出品
ただし、これらの条件を満たしても、個人アカウントでの出品や一般ユーザーによる販売は停止される可能性が高いため注意が必要です。
メルカリでお米を販売するとどうなる？
禁止されているにもかかわらず、お米を出品した場合、以下のような対応を受ける可能性があります。
- 出品の削除
- アカウントの利用制限または停止
- メルカリ事務局からの警告メッセージ
- 悪質な場合は法的措置の可能性も
実際に「家庭菜園で作った米を売ったらアカウントが停止された」という事例もあります。安易な出品は絶対に避けましょう。
どうしてもお米を販売したい場合の選択肢
どうしてもお米を販売したい場合は、以下のような方法を検討しましょう。
✅ 農産物直売所や専門フリマアプリを利用
たとえば以下のような農産物専門サービスなら、適切な登録を行えば販売が可能です。
- 食べチョク
- ポケットマルシェ
- 農家さん直送サービス など
✅ 自治体の許可を得て事業者登録する
農家として正式に登録し、検査・表示義務を守ることで、ネット販売が可能になります。
まとめ
項目 内容 メルカリでの米販売 原則禁止 理由 食品衛生・農業法に基づく規制 許可条件 法人・登録農家などに限られる 違反した場合 出品停止・アカウント制限の可能性 代替案 農産物直販アプリ・許可取得
お米販売に関するよくある質問（FAQ）
Q. 自家製のお米を「おすそ分け」として出品するのはOK？
A. 無料でも、実質的な取引（送料負担など）が発生するとNGになる場合があります。
Q. 精米済みのお米なら販売できる？
A. 精米済みでも、無許可・無検査では販売不可です。
最後に
「家庭で作った米を売ってみたい」という気持ちは理解できますが、食品を扱う以上、安全性と法律順守が何より大切です。
どうしても販売したいなら、正規の手続きを踏んでから、適切なプラットフォームで販売するようにしましょう！
